不動産投資の失敗/フルレバー・イクゾウ

鳥です。

 

 
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賃貸は、空室と滞納との闘いです。

負ければ、破産デス(死)。

鳥のウソに踊らされてないですか?

 

 

 

 

わくわくリッチさんの、

不動産投資の失敗/フルレバー・イクゾウ

続編です。

 

笑えたら、是非、彼のブログまで、

出向いていって、クリックしてあげて下さいね。

 

本文開始

 

タツタツタツタツタツ・・・蛇口から落ちる雫の音で目が覚める。

 

時はさかのぼる。

 

私は一応名の通った大学を卒業し、一部上場会社で営業をしている。

 

小学生や中学生向けの教育テキストを売る仕事だが、成績は並みだ。

頭にいつも寝ぐせの付いている上司からはいつも怒鳴られてばっかり。

 

ある日、勤務時間中に、一人営業戦略会議のため、

 

コーヒーショップ併設の本屋さんで戦略を練る。

頭を使い過ぎて寝てもいたが。

 
本屋さんの中をブラブラしていると、

 

『金持ち金さん 貧乏銀さん』という本が目にとまった。

そういえば、同期のヤツがみんなに、

 

新興宗教の勧誘並みに勧めていた本だ。

 

 
「くだらねぇ~」と思いつつ、手にとって立ち読みをする。

その内容にグングンと引き込まれ、頭の中にイナヅマが走った。

 

「これだ!」

 
同じ本屋さんで不動産投資関係の本をまとめて立ち読みして、

完璧に中身を頭にインストール。

 

その日から、ありとあらゆる不動産関係の本を読み、

もったいないが清水の舞台から飛び降りるつもりでセミナーにもドンドン参加。

 

 

 

 

 

 

 

 

『ライトニング不動産投資』という

 

情報商材も買った。

 

ある日、メルマガ登録している「直販オーナーズ」

 

からセミナーの案内があった。

 

無料だ。まんもすラッキー!


 

 

 

 

 

 

セミナーに参加してみると、100人以上の「同志」がいた。

 

セミナーでは「不動産投資のデストロイ」という内容。

 

そして、講師が次々と物件を紹介していく。

 

利回り10%で、地方中核都市だが、積算以下で買い進めることで、

あっという間に資産が億を超え、年収3000万円に届く

 

「現代の錬金術」。

 

「まさしく、これだ!」

 

「これを実現すれば、アノ万年寝ぐせ上司どころか

取締役の年収を飛び越せるぜ!」

 

講師からは、次々と申し込みが入るので、先着順ということであった。

 

また、融資は佐渡魔女銀行と太いパイプが有り、

 

物件の資金だけでなく諸費用まで借りられるという。

 

早速、セミナー終了後の相談会に参加。

物件詳細を見せてもらう。

 

講師からは「アナタの属性なら、まずこの

 

3億の物件なんかがお手頃なんじゃないかな?」

 

「すぐ申し込みが入って次々と売れて行くから、別に他の方でもいいだけどね。」

 

「でも、成功者は行動が早いんですよ。

 

迷っている間に女神は去って行くから。」

 

「あなたも一般道ではなく、

 

我々と同じ高速道路を走りませんか?」

 

決めた、私は高速道路を行くことを。

 
早速、次の週に紹介された銀行へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

連帯保証人が必要と言われる。

 

 

 

 

 

 

 

 

私には3年前に結婚した妻がおり、妻にこれまでの経緯を説明し、

ノリノリで連帯保証人をお願いした。

 

は公的病院に努める看護師だが、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ワタシ、連帯保証人なんてイヤ!」

 

とアッサリと断れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、何度も説得を試みるが、頑固な妻は応じてくれない。

仕方なく、実家の父親を説得。

 

父親は地方で小さな工場を営んでいるが、不動産投資の知識は全くない。

 

しかし、ワタシの高度な理論を完全に理解してくれたのか、

 

それとも理解していないのか分からないが

 

連帯保証人に応じてくれた。

 

「Yes!!」

 

これで、高速道路族の仲間入りだ。

 
後は早かった、「直販オーナーズ」、

 

そしてタッグを組む不動産売買専門会社

 

更にオーバーローンで貸してくれる佐渡魔女銀行。

 

父が出張がてら東京に出てくる日に、銀行へ。

たくさんの書類に、私と父親の署名と捺印を繰り返す。

 

それだけで父はうんざりしていたようだが、

私はワクワクしながら署名・捺印した。

 

全てが終わった後、父親に物件の写真を見せた。

 

父は「ほう、立派な物件じゃないか。

オレには理屈が分からんが、賢いお前なら大丈夫なんだろ?」

 

私は「大丈夫、こういうのはキチンとした理論があるんだよ。」

 
1週間後、登記が完了し、司法書士から登記識別情報が送られてきた。

 

管理会社は「直販オーナーズ」がタッグを組む

不動産売買専門会社から紹介を受けた管理会社に全面委託だ。

 

今度の連休には、旅行がてら物件を見に行こう!

1回経験してしまえば、何ともない作業だ。

 

私は次々と物件を増やしていった。

もう資産は20億ぐらい。

 

全部RCなので、固定資産税は大きいが、物件をドンドン買っているため、

不動産取得税その他で所得税はかからない。

 

年収も1億ぐらいになりそうだ。

 

ん?会社、バカらしくて去年辞めた。

 

会社の寮を出て、今は高層レジデンスの83階(ハサンカイ)、

 

3LDKの中古をリフォームして住んでいる。

 

すぐに転売しても利益が出る。

 

私のような人を「洗練された投資家」と言うんだろうなぁ~。

 

83階から、夜景を観ると、しがないサラリーマンが

夜遅くまで働いているオーラを感じるが、もう私には関係のない世界だ。

 

ある日、テレビをつけながら、メルマガの原稿を書いていると、

サブプライムローンが破綻したと報道していた。

 

「ふ~ん、属性の低い人にローンを無理やり貸していたツケが回ってきたんだな。

所詮、バブルだよ。」

 

2ヵ月後、管理会社からTEL有り。

入居のお知らせかな~? 修繕? もしかして退去~?

 

と思って電話に出ると、いつも入居のときに報酬として

 

家賃2ヶ月分相当をキックバックしている

 

営業マンの元気がない。

 

私が「どうしたの?」と訊くと、営業マンは

 

「お持ちの物件の近隣の工場が

 

非正規社員の雇い止めをしまして・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それに伴い、退去が続出で、

 

入居率がここ1ヶ月で30%ダウンです。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
「えぇ~!!」

気が遠くなりそうだったが、

 

「じゃぁ、家賃を少し下げてもいいからさ、

 

何とか埋めてよ。」

 

営業マンはか細い声で返事をして電話を切った。

更に2ヵ月後、営業マンからTEL有り。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「スイマセン、入居率が50%を切りました。

 

お持ちの全ての物件で退去が続いています。

 

私は「にゅ、入居者の確保のほうは?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「もう家賃を下げても入りません。

 

需要より供給が多い地域ですし・・・」

 

私はついにキレて、

 

 

「そこを何とかするのがプロだろ!

 

何のためのキックバック何だよ!

 

役立たずがッ!」
 

と言い放った。

 

さすがにこの入居率では、固定資産税も払えないかも知れない。

生活費は妻が稼いでいるので問題はないが・・・

 

そしてついに固定資産税の納付日、もうお金は残っていない。

 

退去の度におまかせリフォームや、

 

私のセンスの良いリノベーション

 

にもお金を投下している。

 

よし、ここは特攻ローン(ビジネスローン)だ。
 
ここを乗り切れば、何とかなるかも知れない。

 
そして、入居率の下落は止まった。

ホッとひと安心したのは、年も明けて2月。

 
あ、確定申告の時期だ。

 

いつものように、物件ごとに段ボールに詰めた領収書その他の証票類を

税理士さんに丸投げだ。
  

3月になって、税理士の先生と打ち合わせ。

「今年は所得税が大きいですね。」

 

あ、そういえば、昨年は物件を買っていない。

 

所得税どれ位でしょうか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

税理士の先生は申告書を示し「2830万円です。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と事務的に応えた。

目の前、真っ暗だ。喉がカラカラ・・・どうしよう。

 
次の日、空っぽの頭で父のもとに向かった。

 

事情を話したところ、怒鳴るでもなく静かにお金を振り込んでくれることになった。

オヤジ、ありがとう。ココロの中でつぶやいた。

 

よし、去年のことを教訓として、今年は物件を更に増やし、

満室になった物件から売却して資産の組み換えだ。

 

ガンバロー!

4月、佐渡魔女銀行をはじめ、いくつかの銀行から電話が入った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「昨年の申告書を拝見しましたが、大丈夫ですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「大丈夫ですよ~、それよりまた良い物件が見つかったんですが、

融資してくれますよね?」と明るく答える。

 

銀行の担当者は「でも、管理会社さんに確認すると

 

入居率が改善する見込みは薄い

 

とのことでしたが・・・」

 

畜生!あの営業マンの野郎!余計なことを!

 

恩を仇で返すとはこのことだ!

 
「ということで、新規のご融資について

 

しばらく様子を見させてください。」

 

「えっ・・・」

 

速効で、管理会社の営業マンに電話をし、

 

怒鳴りつけたのは言うまでもない。

 

無能なヤツにはムチだ必要だ。

 

2ヵ月後、文書が届いた。

管理会社からだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「入居率がまた落ちました。」と書いてある。

そんなこと電話で連絡して来いよ!

 

管理会社に電話すると、営業マンでなく上司が出た。

仕方なく「入居率、何とかなりませんかねぇ~」と訊く。

 

 その上司は「何ともなりませんね。この不景気ですし。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

担当の営業マンもあなたの担当を

 

はずれたいと言っています。」

 

私は「では、他の優秀な営業マンに代えて下さい。」と申し出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上司は「いえ、あなたと当社との

 

管理委託契約ですが、解約させてください。」

 

「うぇぇ!」

 

数日後、内容証明で解約通知が届いた。

仕方ない、他の管理会社を探そう・・・しかし、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どの管理会社もなぜか管理を受けたがらない。

 

不思議だ。

 

じゃぁ、自主管理だな。

 
物件を久しぶりに見て回った、驚いたことに空室率云々というよりも

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴーストタウンのようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数ヶ月後に委託契約が切れる管理会社からの収支明細を見た。

もう物件からの収入では銀行返済はとうてい賄えない。

 

父に話そうにも今後、この返済を肩代わりしてもらえる額ではない。

2ヶ月後、複数の金融機関から内容証明が送られてきた。

 

 期限の利益の喪失ってやつだ。

 

私よりも先に妻が勝手に中身を見たようだ。

妻に問いただすと、答える変わりに封筒を差し出した。

 

「ん?へそくりか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  
中を見ると・・・「離婚届」だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

後は坂を転げ落ちるようだった、

 

物件と自宅は競売に。

 

ほどなく、私は新しい自宅の所有者に退去させられた。

 

連帯保証人の父親は、

 

工場が競売にかけられ倒産(とうさん)。

 

父には申し訳ないことをした。

 

父が何も言わなかったことが、怒鳴られるより辛かった。

 

幸い、自宅と田んぼは母名義だったので、

母のパート収入と父の年金で生活ができているらしいことが救いだ。

 

今は、居酒屋でアルバイトをしながら、家賃3万円のアパート暮らし。

何で私が、こんな時給の低い仕事をしなくちゃならいんだ!って思う。

 

しかも、店長は年長の私に敬意も示さず、

動きが遅いだの、笑顔がないだの、どうでも良い嫌味を言ってくる。

 

だけど、アメリカの成功者は、

 

成功するまで何度も破産しているという。

 

 

日本の経営者でも破産を経験した人は

 

多いみたいだ。

 

 

いつか、実家と田んぼを担保に、

 

また不動産投資を再開して、

 

見返してやろうと思っている。

 

そういえば、いつだか忘れたが、何かのセミナーの懇親会で、

戸建て1戸しか持っていない人がいたなぁ・・・

 

名刺を交換するのももったいなかったので、名前も分からないが、

何かカチンと来ることを言われた気がする。

 

 何て言われたんだっけ?  

  
  

私こと古川 幾三、捲土重来をきしている今日この頃である。

 

成功した暁には、洗練されていない投資家たちに

コンサルタントをしてあげても良い。

 

「不動産投資帝王の道」を目指して・・・

 

※ この話は完全徹底的フィクションで。

 

実在の人物・団体とは一切無関係です

 

 
また、数値も適当で、文章に矛盾がある

 

箇所がありますが、物語ということで

 

ご容赦ください。

 

 

 

 

 

強烈な内容ですが、物語としては、

 

おもしろくないですか?

 

 

 

最後まで、お読みになりましたら、

 

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よろしくお願いします。

 

 

 

 


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人生は長く、世界は広い、肩の力を抜いて、生きてみよう。

人生という物語は続く。

鳥の個人的な見解です。

 

 

 

 

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2012年12月22日 | コメント/トラックバック(4) |

カテゴリー:売買

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コメント

  1.  わくわくリッチです。
    ご紹介ありがとうございます。

     ワタクシ、基本的に作中の人物に「立ち読み」させるのが好きみたいです(^^;) 自分は立ち読みしない派なのだからかなぁ・・・

     私も光の中の懲りない面々の一人なので、トバないように何とかしたいと思います。

     ありがとうございます。
    それでは、また(^^)/

  2. より:

     鳥です。

     光の中の懲りない面々さんへ

     <ご紹介ありがとうございます。
     
     こちらこそ、わくわくリッチさんの、日記、コメントには、

     キラリと光るものがあります。

     読者が、読まないのは、もったいない。

     (昔の記事や、他の日記のコメントの為、発見できず。)

     と思っています。

     今後も紹介して、いきたいので、よろしく、お願いします。

  3. ワンワン より:

    著述業の才能ありますね~
    というか、実際の現場を見ていたような臨場感さえ感じさせられます。
    れんず 恐るべし

  4. より:

    鳥です。

      ワンワンさんへ

     おもしろい過去の記事は、まだ、

     あると、思います。

     失敗投資家は、非常に人気があります。


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